本文へスキップ

防災資料information

防災基礎基礎講座資料 ダウンロード 

日田市内の防災士さんへ地域での防災講話や防災企画にお役立て下さい

○ 防災基礎講座資料 パワーポイント
○ 図上訓練資料 画像   


防災資料

○ 災害の種類

自然災害  

① 水害
② 台風
③ 地震
④ 津波 日田には直接影響はありませんが、日田では震度5強の予想と大分県全体では、死者1万7千人
     建物倒壊が3万棟、避難者14万人が予想されている。
     また、東南海の津波が発生すると、経済的な損失が発生します。東南海が起きれば専門家が、日本は
     発展途上国になるとも言われています。日田でも物流などの大きな影響が出ます。
⑤ 山崩れ 耶馬溪での事例

※ これらの災害は、単独でなく複合的にも起きます。

人的災害

①火災 住宅や倉庫や工場火災 (通路の狭いところでは、地域住民が一般車両を入れないなどの動き
②事件 以前、石井での犯罪者が逃亡し、近隣住民が避難した事がある。
③ダムの決壊 (ダムとため池)

○ 自助・共助・公助

自助・共助・公助の三助という考え方がいつから始まったのかということについては諸説ありますが、江戸時代に出羽国米沢藩(今の山形県や秋田県あたり)が始まりであると言われています。

ただし呼び方が今の自助・共助・公助とは少し異なっていて、自助・互助・扶助の3つです。特に防災のために考えたという訳ではなくて藩をうまく統治していくために考えられました。

現在のものは、「自助」は自分自身を助けること。「共助」は近隣住民で助け合うこと。「公助」は公的支援のが動き出す事です。

「自助」
自助についてですが、これは災害時には自分の命は何は自分で守るという考えです。
「共助」
共助とは、町内会や小学校あるいは、公民館校区などの範囲で地域単位での助け合いを意味します。
 これに当たるのが、自主防災組織です。日田市には町内単位で毎年日田市に役員名簿を提出していますが、これがなかなか、形だけの形式になっていて、いざと言うときには機能しません。日田市では、吹上町などが先進的な取り組みをしてます。
 また、自主防災組織も広域な自主防災組織があり、五和地区では8町内の連合自主防災組織の取り組みをしています。 ※連携するだけで、勉強会や他地区の防災訓練を知り温度差が縮まって行く
 今年度(2019年4月)から、公民館が防災機能を有する取り組みが始まり、地域の自治会長や防災士などの連携が始まる可能性があります。
 ちなみに、日田市には500名程度の防災が登録(日田市防災危機管理の把握)があり、30名程度の女性防災士もいます。
 できるだけ、女性防災士の数を高めて頂きたいと考えます。理由は避難所運営には、女性目線での動きが必ず必要だから等です。


「公助」
公助とは公的機関が個人や地域では解決できない問題を解決することです。東日本大震災の時には自衛隊の方々の活躍が報じられましたが、まさにあれが公助に当たります。
 自衛隊や消防や警察やNPOの救助が来ますが、大きい災害の場合ば、最低3日かかると言われています。近年は大きな災害も続いた事で、公助も早くなり、日田の水害では、翌日の朝には、自衛隊や熊本の消防の救助が来ています。
 しかし、日田全体が大きな災害の時は、行政支援は素早く動けません。少なくとも3日間生活できる最低限の準備はしておくべきです。

○ 避難


災害時における住民のみなさんへの避難の呼びかけには、「避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示(緊急)」の3種類があります。

この3つの違いを説明します。
緊急性や避難の強制力は、避難準備・高齢者等避難開始→避難勧告→避難指示(緊急)の順に高くなります。

【避難準備・高齢者等避難開始】
避難が必要となるような災害が起こると予想されるとき。
地域の皆さんが、速やかに避難できるよう準備をうながします。
また、避難に時間がかかる方には避難行動をうながします。



【避難勧告】
安全のため、早めの避難をうながす時に出されます。
拘束力はありませんが、必要に応じて早めの避難をして下さい。

【避難指示】
火災・洪水などにより著しい危険が切迫している時に出されます。
すみやかに避難して下さい。

○ 自主防災の意義


阪神・淡路大震災、東北震災などの大きな広域的災害では、公的な支援が極めて難しい状況でした。
阪神・淡路大震災では、近隣住民で助け合った救出が、全体の98%とも言われています。
 阪神淡路の時は、多くの火災も発生しています。万が一日田で大きな地震が発生すると、日田に公助が来るにも最低3日です。
 生き残るには、3日分の最低限の避難準備品を用意しておきましょう。四国などでは、避難先に個人の避難準備品を用意して定期的に入れ替えている地域もあります。
 そこまではしなくても、玄関先や裏口付近に用意しておきましょう。

 そこで自主防災とはなんでしょうか。
東北震災や熊本震災から分かってきた事があります。避難所は今まで行政や施設の管理者が行うという流れでしたが、避難所運営は、自主防災組織が行い行政は支援するという流れになっています。
 しかし、日田では、避難所についてはまだ、手つかずの状況です。万が一日田の水害が広域に起きていたら行政は動けなく当てには出来ないのです。

 自分たちで運営するしか方法はないのです。そこには、地域だけの方とは限りません、観光客や通りがかりの人や外国人怪我人など、真面目に考えるとぞっとします。
 そしてそこには、充分の食料や水がありません。電気も来ません。日頃からの備えと、その対応を考えておく事で、多くの命が助かるのです。
 山梨県の新聞には、生き残る力は「地域力」という地域住民の日頃のコミニケーションからと紹介されていました。

「備えあれば憂いなし」この言葉に集約されているようですね。もう一つ必要なキーワードがあります。
その言葉は、「連携」です。地域の赤ちゃんからお年寄りそして多くの関係団体や企業や学校や公民館が
つながっている事。防災だけでなく地域力がこの防災で高まる。
 最後にもう一つ、必要なのが、「若い力」と「女性の力」です。

地域で取り組む自主防災

 日頃から自治会長(日田市では、防災会会長)と防災士の連携があって、そこに民生委員や区長などと連携して、避難訓練を行いましょう。
 先進的な地域では、行政に頼らない、自分たちで避難の基準をつくり、実施している所もあります。

○ 防災を学ぼう!

①「図上避難訓練」 何処に逃げるのか、水害と地震では違ってくる。
               日田市の一次避難場所は危険だったりする。
【DIGとは】Disaster(災害)、Imagination(想像)、Game(ゲーム)の略です。

白地図の上にビニールをかぶせ、自宅や学校をマークした後に洪水浸水想定区域や津波浸水想定区域、土砂災害警戒区域などの他、避難すべき場所や病院、公園などの位置を書き込んでいくワークショップスタイルの教材です

②逃げ地図とは

逃げ地図は近くの高台など避難目標地点までの避難経路と、避難にかかる時間を示すものです。

大きな地図を使い、高齢者が10%の勾配の坂道を上る速さ(分速43m)で移動する距離を、3分ごとに色を分けて表し、設定した避難地点にたどり着く時間を図ります。

どこをどう通れば最短時間で避難地点にたどり着くかが、一目でわかります。

それぞれの立場で話し合い、地図を作り上げることで理解を深めます。

【効果】

避難する最短時間を知ることができます。
状況に応じて適切な避難ルートを選択する力がつきます。
通学途中など、自分ひとりでも命を守る行動がとれるようになります。

③マイタイム

  住民一人ひとりのタイムラインであり、台風の接近によって河川の水位が上昇する時に、自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、とりまとめるものである。 時間的な制約が厳しい洪水発生時に、行動のチェックリストとして、また判断のサポートツールとして活用されることで、「逃げ遅れゼロ」に向けた効果が期待される。

④クロスロードゲーム

Q:あなたは市役所の職員。3000人いる避難所で2000食を確保した。あなたはこの食料を配る?
Yes:配る No:配らない
 Q:あなたは市民。我が家には3日文の保存食と水の準備がある。しかし、避難所では多くの家族が保存食や水を持ってきていない。あなたはその食料をみんなに分け与える?
Yes:配る No:配らない
 Q:あなたは被災した病院の職員。入院患者を他病院へ移送中、ストレッチャー上の患者さんを報道カメラマンが撮ろうし、腹に据えかねる。そのまま撮影させる?
Yes:させる No:させない

④避難所運営ゲーム

 【HUGとは】
HUGは、Hinanzyo(避難所)、Unei(運営)、Game(ゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味も含んでいます。避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられたものです。
避難者の情報(年齢・性別・家族構成・持病など)が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室をに見立てた紙の上に、適切に配置していきます。
トイレや炊き出しの場所、取材の対応など避難所で起こる様々な出来事にも対応します。

○ 避難準備品


食べ物や水は、最低3日分を用意しましょう。
ただ、災害時には、全部持って避難する事は難しいですが、家族で分担したり、車に積んでおくなどの対策もありかと思われます。

特に水はペット500Lで大人1日3本は必要です。

出来ればリュックなどの大きな入れ物が好ましいです。片に担げるので、転んでも危険性が好きなくなります。

 





日田防災アドバイザー連絡協議会

メール fanpu87@yahoo.co.jp

inserted by FC2 system